ダグル・シグルドソン氏 日本代表監督就任決定的〜名将去りしドイツの行方〜


【ダグル・シグルドソン氏の就任記者会見の記事を読みたい方はこちら】 → ダグル・シグルドソン男子代表監督の就任記者会見

2017年11月22日DHB(ドイツハンドボール連盟)より、「ドイツ代表監督を務めるダグル・シグルドソン氏が、2017年1月フランスで行われるワールドチャンピオンシップ終了後、代表監督を退任して日本へ行く」と公式発表されました。

 

2015年にIHF Coach of the yearに選ばれた目下世界No.1の監督であるシグルドソン氏は、昨日21日(月曜日)、契約に付随していた辞任出来る権利を行使し、ワールドチャンピオンシップを最後にドイツ代表監督の役職を退くとDHBへ伝えました。

 

日本ハンドボール協会と協議中の43歳のアイスランド人指揮官は「個人的な理由で(日本行きを)決断しました。ドイツ代表監督として最後の仕事となる、ワールドチャンピオンシップには全精力を注ぎ込んで臨みたいと思います」と語っています。

 

シグルドソン監督は2014年9月1日にドイツ代表監督に就任し、ワイルドカードで出場した2015年のワールドチャンピオンシップ(カタール)ではチームを7位へ導き、2016年1月にポーランドで行われたEURO(ヨーロッパチャンピオンシップ)で優勝を成し遂げ、8月のリオデジャネイロ五輪では銅メダルを獲得しました。

 

2017年1月13日からフランスで開催されるワールドチャンピオンシップにて、ドイツ代表はダグル・シグルドソン体制4度目にして最後の国際大会を戦います。

 

DHB強化担当副会長であるボプ・ハニングは、こう語っている。
「ダグルが代表チームを強化してくれたおかげで、DKBハンドボールブンデスリーガは新たな高みへ到達出来た。チーム関係者の誰しもが、ワールドチャンピオンシップに注力すべきだということを理解している。そして、その大会は、ダグルの有終の美を飾り、またドイツハンドボールの未来に繋がるものだと信じている。」

 

2007年以降国際大会タイトルから遠ざかっていたDHBは、2013年から“Perspektive 2020“という2020年東京五輪の優勝を目標にする再建プロジェクトを取り組んでいます。
「我々は、ダグルの就任期間で就任以前に策定された“Perspektive 2020“の達成に向けたより強固な土台が築けたので、退任後もその達成に向けて邁進するのみだ。」

 

いつ、どのように新監督を決めるかについては、
「落ち着いてよく考えた上で決める。人選を急ぎすぎるのではなく、強化コンセプトに合う最適な人材を招聘したい。なぜなら、EURO2018予選でポルトガルとスイスに勝ち幸先の良いスタートを切れた我々には時間があるからだ。」

 

ワールドチャンピオンシップ後に行われる次の公式戦は2017年5月、EURO予選のスロヴェニア戦です。それまでにDHBは後任監督を決めなければなりません。

 

現在、候補として有力視されているのは2人います。

 

1人目は、ブンデスリーガ5位のSC DHfK Leipzig(ライプツィヒ)を率いる37歳の青年監督、クリスティアン・プロコップです。そして、2人目は、2012年から2016年までU20ドイツ代表を率い、今季はTVB 1898 Stuttgart(シュトゥットガルト)の監督を務めているマルクス・バウルです。

 

しかし、これはあくまで噂の段階なので、誰が欧州王者を率いることになるのか、今後に注目です!

 

情報ソース:
https://dhb.de/detailansicht/datum/2016/11/22/artikel/sigurdsson-entscheidet-sich-fuer-japan.html
http://www.sport1.de/handball/nationalteam/2016/11/fragen-und-antworten-zum-abschied-von-bundestrainer-dagur-sigurdsson

RyoheiKobayashi
1987年神奈川県藤沢市生まれ。ドイツ連邦共和国ラインラント=プファルツ州マインツ在住。日本ハンドボール協会ヨーロッパ特派員。
学生時代ドイツへ旅行した際に観たEHFチャンピオンズリーグRhein-Neckar Löwen対FC Barcelonaで感じた興奮と、Gudjon Valur Sigurdsson(Rhein-Neckar Löwen)によるファンサービスへの感動からドイツへの憧憬を覚える。
卒業後、東証一部上場メーカーで勤務するも、休暇を利用して訪れたドイツにて、THW Kielの広報、Füchse Berlinの事務局長へインタビューしたことをきっかけに、ドイツの地でプロハンドボールクラブのマネージャーになることを志し、退職して渡独。2017年春よりマインツ大学大学院国際スポーツマネジメントコースへ入学予定。
現在、入学準備を進める傍ら、代理人、通訳としても活動中。
好きな酒は、日本酒、球磨焼酎、ビア、ワイン

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