[第3回]ハンドボールを全く知らない私が、ハンドボール界に提言できること


 

こんばんわ。今回もボルシア・ドルトムントの顧客満足度を高める施策を紹介し、ハンドボール界の皆様に少しでもインスピレーションを与えられたらなと考えております。

 

前回の記事の中で紹介したドルトムントがサポーターを魅了するために心がけている3つの注力点のうち今回は、

 

2) 時代の波を積極的につかみにいく

 

この点について書いていこうと思います。

 

具体的に彼らが注目した領域は、モバイル機器の急激な成長です。

スマホ革命が、起きましたよね。日常生活の中でなくてはならない存在に、なりましたよね。何かわからないことや新たな情報はスマホで得るように、なりましたよね。もうこの点に関して改めてこの記事で紹介する必要はないと思います。

 

彼らはその時代の流れをデータをもとにいち早く察知し、「大きな波」と捉え、次々と施策を打っています。

 

 

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ホームスタジアム=ジグナル・イドゥナ・パークはWi-Fiが完備されており、約4万6000人のユーザーが同時に情報を検索できる体制が整えられています。この環境は世界トップクラスです。

 

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もう一つが専用スマホアプリです。トップチームや下部組織の試合に関する予定・実況・結果、クラブや選手がSNSを通じて発信した情報を簡単に閲覧できます。さらに注目すべき機能として、使うユーザーの状況に合わせて試合をフォローできる”マッチデー・モード”があります。

 

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試合当日の午前9時09分にアプリが自動的に立ち上がり

1. スタジアム観戦
2. テレビ/ラジオ観戦
3. 外出先で重要な情報のみ配信を希望

のうちどれをフォローするか選択。スタジアム観戦をフォローしたユーザーにはその日の天候や交通状況を知らせたり、現場に駆けつけられないユーザーには得点時に通知がいったりとそれぞれが必要な情報が行き届くようになっています。もちろんアプリ内にはユーザー同士のコミュニティがあり、当日のスタメン予想や試合結果の感想を語り合えるようになっています。

特徴的な点として、このアプリを含め、すべての媒体でドルトムントのブランド・イメージが統一されるよう、1名のコンテンツマネージャーに編集の権限を集中させているそうです。前回の記事で紹介したクラブが持つべきアイデンティティを確立させる点に通づるところですね。

 

こうしたモバイル戦略の結果、各種SNSのフォロワー数やメールマガジン登録者数を順調に伸ばしています。

また、試合当日のサポーターのモバイルサイト(アプリ、SNS、公式サイトを含む)平均接続時間は108分から840分に拡大しました。

 

 

 

時代の流れを掴み

いかにしてユーザー、サポーターに必要な情報を届けていくか

ドルトムントのアイデンティティである「熱さ」を届けていくか、広めていくか

そんなことが上記の例から感じ取れました。

 

こんなことをされたら、サポーターはチームへの愛情が深まっていきますよね。

 

 

ハンドボール界は、どうでしょうか?

ハンドボール素人の私にはなんの情報もアイデンティティも届いてませんよ。試合はどう面白いんですか?誰が凄い選手なんですか?試合はいつあるんですか?ハンドボールの魅力はなんですか?あなたたちのアイデンティティはなんですか?内輪で盛り上がっていてもどうしようもありません。私は専用アプリを作って欲しいと言っているわけではありません。

時代の流れを呼んで、ユーザー、サポーターが求めるものを届けてください。ハンドボールに興味を持たせてください。

 

さて、今回はここまでです。

次回は、今回の例とは正反対のアプローチになると思います。

ですが、追い求めるべき本質は変わりません。

 

Endo

 

EndoYuki
スポーツビジネスに携わり、サッカーと深く付き合ってきたEndoです。
ハンドボール経験は全くない私だからこそ「ハンドボール界では当たり前なことを、客観的に見れる」ことがあります。ハンドボール界の常識にとらわれない考え方、発想でハンドボール界に貢献していければと思います。

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