[第4回]ハンドボールを全く知らない私が、ハンドボール界に提言できること


こんばんわ。このシリーズも第4回となってまいりました。第1回から見てくださってくれてる方、また今回が初めてという方も拝見してくださり、ありがとうございます。

今回もフットボールクラブ、ボルシア・ドルトムントがサポーターを魅了するために行なっている施策を紹介することでハンドボール界の皆様が今まで見えてなかった視点を与えられたらなと考えています。

 

今回は、第2回で取り上げたドルトムントが取り組む3つの注力点のうち

 

3) クラブとサポーターとの心の通った関係性を構築する

 

を取り上げたいと思います。

 

 

 

ドルトムントにはファンの意見に耳を傾けることを専門とした5人のスタッフが常勤しています。

 

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Fanbeauftragte(ファン・ベアオフトラークテ=ファン支援部門)と呼ばれるこの部隊はクラブが経営危機に陥っていた2004年に設置されました。彼らは、ファンクラブの代表者と定期的にミーティング、スタジアムでのサポーターとの会話、ダイレクトメールや電話を通じたアンケートなどを介して“ファンの声”をとことん拾い上げています。そして、こうして集まった貴重なデータは、3ヶ月に1回の割合でクラブ役員によって文章化されクラブ全体に行き渡るようになっています。

 

具体的な内容は、情報発信の在り方、グッズのデザイン、アウェイのチケット購入方法やアクセス方法、スタジアム内のホスピタリティやファンサービスの質に至るまで、あらゆるものが含まれています。そして実際にクラブはサポーターの意見を積極的に取り入れ、チケットやユニフォーム、スタジアムで売られてるビールの値上げを見送ってきたのです。

 

 

どうしてここまでのことができるのでしょうか?

 

 

ドルトムントのニューメディア/CRM担当スタッフであるセバスチャン・フランク氏は次のように語っています。

「サポーターはクラブが良くないときも熱心に支え続けてくれました。従って、私たちはサポーターを消費者としては扱っていません。一緒に価値をつくり出していく仲間と認識しています」

 

この言葉に全てが詰まっていると思います。

スタジアムを埋め尽くし情熱を注いでくれるサポーターを同等、またはそれ以上の存在と捉え心の通った関係を築いていく−−

このように扱ってくれたら、サポーター達はより一層チームを愛し情熱を注いでいきますよね

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前回紹介した例はデジタルな戦略でしたが、今回の例は非常にアナログなもので、8万人のサポーターを抱えCL決勝まで進んだビッククラブがこのような戦略を取っていることに筆者自身も驚きました。

 

ハンドボールクラブはどうでしょうか?組織図の末端にお客様窓口のような部門を設けているだけではありませんか?今回の例のように横断的な役割を果たせていますか?サポーターをビジネスパートナーとしてではなく、本当の仲間だと思えていますか?

 

まずは、サポーターに寄り添うこと

これはお金をかけなくてもできることだと思います。

 

もう一度考えてみて下さい。

 

 

 

次回はいよいよこのシリーズのまとめです!

 

 

Endo

 

 

 

 

EndoYuki
スポーツビジネスに携わり、サッカーと深く付き合ってきたEndoです。
ハンドボール経験は全くない私だからこそ「ハンドボール界では当たり前なことを、客観的に見れる」ことがあります。ハンドボール界の常識にとらわれない考え方、発想でハンドボール界に貢献していければと思います。

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