【早稲田大学3年 清原秀介】「好きなことならやり抜ける」大活躍の逆サイドに早稲田実業高校時代から今季の優勝までの日々のこと全部聞いてきた


こんにちは👋かずみつです👋

 

今回は早稲田大学3年清原秀介選手にインタビューしてきました!

 

清原選手は今年から逆サイドのレギュラーとして活躍し、早稲田大学4年ぶりの春リーグ優勝に貢献した選手です!

 

まだ有名とはいえないかもしれませんが、これからの秋リーグやインカレでも必ず存在感を発揮してくる選手です!是非このインタビューを機に覚えてください!

 

活躍の裏には”サイドならでは”じゃないプレー

 

かずみつ
お久しぶりです!今日はよろしくお願いします!

清原選手
よろしくお願いします!

かずみつ
それでは早速ですが、いま春リーグを振り返って思うことを教えてください!

清原選手
やっぱり優勝という経験が出来たのはめちゃくちゃ嬉しかったですね。自分のハンドボール人生においても一番良い経験だったと思います。

かずみつ
清原選手自身、逆サイドとして通算21得点を挙げて優勝に貢献できたというのは大きいですよね。ご自身的に「自分のココが良かった!」と思うのはどういう点ですか?

清原選手
リーグ開始前はサイドシュートとか速攻とかの練習を中心にやっていたんです。いわゆる“サイドならでは”のプレーだけをやっている状態でした。でも、それではダメだったんです。例えば、リーグ初戦の対順天堂大戦では相手が高めのディフェンスを敷いていました。そういう時って、下にいるポストやサイドが中に切ったり1対1を仕掛けて崩さないとダメじゃないですか。なのに、自分はそれがまったく出来ていなくて。これは問題だなと実感したので、リーグ期間中は1対1とか“サイドならでは”じゃないプレーを重点的に強化していました。そういう過程を経て、対東海大戦では1対1から得点したりチャンスメーク出来たりできたので、そういう面でのプレーの成長は良かった部分だと思っています。

かずみつ
本当にその通りだと思います!
僕も早稲田の試合を観ていてすごく頼もしく感じた部分です。バックプレーヤーが攻めあぐねていても清原君が1対1で打開できるので、早稲田のオフェンスにはかなりプラスの効果を生んでいたように思います。
あの、それに加えて思ってたことなんですけど…清原君、勝負強すぎませんか?

清原選手
そうですか?(笑)

かずみつ
そうですよ!清原君はポイントゲッターというよりは、「ここは絶対に点を取りたい」っていう場面を必ずものにしている印象があるんです。流れが悪い時にクロスアタックかけて速攻を決めたり、1対1で間を割って決めてきたりするプレーが多いと思うんですけど、何か意識してることってあるんですか?

清原選手
いや~、今回のリーグはその時その時に全力でやるだけって感じでした。対順天堂大戦の最後とかも「ここ決めなきゃ」という想いは強かったですけど。

かずみつ
なんで決めれるんでしょう…?

清原選手
なんでだろう(笑)

かずみつ
こんなことを言うと怒られるかもしれないですけど、これまで4年間早稲田の試合を観てきて「早稲田って勝負弱いな…」っていう印象を持ってきたんです。後半ラスト10分で粘り切れずに負けるっていう場面を何度も見てきました。だからこそ、要所で確実に得点してくれる清原君の存在って、ある意味新鮮なんですよね。そういう訳で、僕個人的には清原君が今回の優勝のキープレーヤーだったと思ってるんです。

清原選手
それはマジで褒め過ぎですよ!(笑) やめてください!(笑)
でも、悔しい試合を見てきた経験は生きてるかもしてないですね。2年のはじめに肩を脱臼したりして、これまでは試合に出る機会が少なかったんです。だから、ずっと外から試合を見ていたんですけど、やっぱり勝ち切れないのは悔しいなって思ってましたね。自分が出れない悔しさと負けること自体の悔しさ両方があって。その経験があるからこそ、気持ちのこもったプレーが出来るのかなというのはあります。

かずみつ
なるほど!そういう下積みがあると考えるとより今回の活躍は嬉しいなぁ。
大学に入る前、早稲田実業高校時代ってどんなプレーヤーだったんですか?やっぱり勝負強かったんでしょうか?

清原選手
高校ではセンターをやっていたんですけど、特に勝負強さとかはなかった気がします。ふつ~にハンドボールしてました(笑) それなりにやれてはいましたけど、東京の高校ってそこまでレベルが高くなくて、東京1位でも全国大会では初戦敗退とかなんで。

かずみつ
なるほど。では、そういう環境でふつ~にハンドボールをしていた清原君がなんで関東1部の強豪・早稲田大学でプレーを続けようと思うようになったんでしょうか。

清原選手
僕たちの代は関東大会にあと一歩のところで出場出来なかったし、インハイ予選も突破出来なかった。そういう大きな舞台での経験なしにハンドを終わらせたくないなと思ったんです。早稲田のハンド部に入ればレベルの高い環境でプレーできるので、「ハンドボールをもっと頑張りたいな」と考えて入部を選びました。

かずみつ
ストイックですね👏
でも、全国の舞台に進めず悔しい思いをしたといっても、大学でハンドを続けることを選んだのは高校の同期の中で清原君だけなんですよね?コミュニティの中で一人だけ違う選択をすることって決して簡単ではないと思うんですけど、なぜそれでもハンドを続けようと思えたんでしょうか?

清原選手
自分の場合は、周りの仲間も「お前は大学で続けた方がいいよ」って言ってくれていたので、それは大きかったかもしれないです。でも、正直、迷う気持ちもあったんです。「他のこともやってみようかな」と思うこともあって。ただ、高校で引退してからハンドボールをしていない時期に「このままハンド終わるのは嫌だな、もう一回やってみたいな」っていう気持ちが沸き上がってきたんです。これは周りとか関係なくて自分自身の感情なんで。結局はこの感情が一番大きかったと思います。

かずみつ
そうだったんですね。そういう思いにはやっぱり高3時のインターハイ予選が関係しているんでしょうか?

清原選手
そうですね。高3のインハイ予選は3位で終わりました。僕たちの代は新人戦も3位だったんです。新人戦では東京から上位2校が関東大会に進めたんですけど、僕たちは得失点差で3位になったので行けずに悔しい思いをしました。ただ、その時は3位ですし、優勝した明星高校との試合でも1、2点差だったので全然イケると思っていたんです。でも、インハイの少し前に僕が手首を骨折してしまって。インハイ直前のシード決めの大会でチームは早々に敗退してノーシードでインハイ予選を迎えることになりました。結局、僕自身は本番の1回戦が復帰戦みたいな感じになってしまって。色んな要因があって、結局準決勝敗退という終わり方でした。まあ、その後の3位決定戦では1点差で勝って笑って終わることが出来たのでそれは良かったですね。

かずみつ
なるほど、たしかにそれは「このまま終わりたくない」となるのも納得ですね。
早実だと早稲田大学と合同練習したり試合したりっていうことも結構あったんですか?

清原選手
いや、1回練習を見に来たくらいですね。その時は有名な東江雄斗さんとか川島悠太郎さんのプレーを見て、「あ~~、すごいな~~」って見てました(笑)

かずみつ
レベルの差がありすぎるとそうなりますよね(笑)
実際大学に入ってから一番つらかったのはどういう時でしたか?

清原選手
やっぱりフィジカルの違いを感じた時ですね(笑) フェイントは自信を持ってたんですけど、普通に力でつぶされちゃいますし、高校でやってきたことが全然通用しないんです。レギュラーで出ている人はプレーが異次元すぎて「ああいう風になれるのかな…」っていう不安はありました。

かずみつ
不安やつらい思いがあった中で「それでも頑張ろう」と思えた原動力は何だったんですか?

清原選手
やっぱり「自分もあんな風になりたい」っていう憧れですかね。僕が結構刺激を受けたのが颯馬さん(4年LW三輪颯馬選手、春季優秀選手)なんです。入部したての頃に練習試合を観てるときに「誰よりも目立ってるな」って思って。僕より小さいのにあれだけやれているのを見て、自分もこうなりたいって思いましたね。

かずみつ
関東1部で最も小柄(159㎝)ながら、毎試合得点を量産する三輪選手が1つ上の代にいたのはかなりラッキーだったかもしれないですね。普段の練習でも一緒に自主練したりしてるんですか?

清原選手
そんなにですね(笑) でも、仲は良いんで練習中に二人組作る時とかはよく組んでます(笑)

かずみつ
なるほど(笑) ようやくそうした憧れと努力が実って試合に出るようになったわけですけど、対戦相手はが全国大会常連の高校出身の選手だらけじゃないですか?なにか違いって感じたりするものですか?

清原選手
ハンドボール知識というか、試合中に見て考える力っていうのはやっぱりすごいなと思いますね。あと、緊張する場面でも自分の実力をしっかり出し切れているのを見るとそれだけの経験をしているんだな、というのも感じました。

かずみつ
なるほど。ただ、有名な高校出身じゃないからといってやっていけないわけでもないですよね。

清原選手
そうですね!ただ、高校進学時にもっとレベルの高いチームを選んでいたらどうなっていたかなと思うことはあります。中学までは名古屋で高校からは東京に移るとなって、ハンドボール関連でいくつか調べた結果、市川高校や法政二校は候補にあがりました。文武両道のところがいいなと思って。

かずみつ
なんで文武両道がよかったんですか?

清原選手
中学の頃から勉強はちゃんとやらないといけないなと思っていて。やっぱり家庭の影響はあるんですかね。姉も勉強のレベルが高い高校に行っていて、自分としても部活だけになるのは嫌だなと思って。勉強も部活もどっちも出来るところがいいな、と思っていたのでそういう高校を探してましたね。

かずみつ
気のせいかもしれないですけど、文武両道でやってきている人ってハンドボールのプレーにもそれが現れているような気がします。特に、市川高校出身の羽諸くん(3年GK羽諸大雅、春季優秀選手)とかと話すとすごく深くまで考えてプレーしてるなって思うんですよね。

清原選手
そうですね、羽諸に刺激されてる面はありますね。夕飯食べに行ってお互いの考えを話したりしてます。

かずみつ
どんな話になるんですか?

清原選手
「コミュニケーションは大事だよ」みたいな話をすごくされて。それ以来、練習中にプレー以外の面でも頭を使って行動するようになりましたね。

かずみつ
同期から刺激を受けて成長できる環境っていいですね👏

 

春秋連覇、インカレ優勝に向けて

かずみつ
現在はどういう練習をしてるんですか?

清原選手
6月中は個々のレベルアップを目標に練習してました。最近チームとして課題になっているのはディフェンスです。この間の早関定期戦でもそうだったんですけど、裏のポストに通されることが多いので強化しているところです。僕個人としては、やっぱり“サイドならでは”じゃないプレーを意識して練習しています。自分の正面を突破するという部分はまだまだ十分じゃないと思っているので。比べるのもあれですけど、颯馬さんとかには全然及ばないので、受け身ではなく自分から動いていくプレーを増やしたいと思います。

かずみつ
早稲田が春秋連覇やインカレ優勝を目指すにあたって今後必要なものってなんだと思いますか?

清原選手
やっぱりチームとして戦力層に厚みを増すことが必要だと思います。対日体大戦で颯馬さんが調子悪かったり、他の試合で小畠さんがシュート入らなかったりしたじゃないですか?そういう時に交代して出てくる選手の量や質を高くすべきだと思います。

かずみつ
相性もありますもんね。ただ、今年の早稲田はその点でもこれまでとは一味違うと思っていて。途中から出てくる選手がとても積極的でガンガン自分で攻めている気がするんです。プレーの質以前のマインドの部分が今までとはちょっと違いませんか?

清原選手
それもたぶん、コミュニケーションの問題ですね。今までは正直、下級生から上級生にコミュニケーションを取るのは少し難しかったんです。でも、今年は春リーグ前に上級生がベンチメンバーを集めてご飯を食べに行って、自分たちの考えや思いを伝え合うということがあって。そうしたコミュニケーションの改善が出来た結果、試合でも積極的にプレーできるようになったんだと思います。

かずみつ
それ、めちゃくちゃいいですね。部全体のコミュニケーションが潤滑になったことは今回の優勝と大きな関係がありそうです。

かずみつ
最後に、1つお願いです。ハンドボールで全国的に有名な高校ってごくわずかじゃないですか?そうじゃない普通のチームで普通にプレーしている中高生ってたくさんいるけど、彼らにとって「大学でも部活を続けるかどうか」はとても悩ましい問題だと思うんです。なので、そういう人達に向けてエールを送って欲しいです!(笑)

清原選手
エールかあ…(笑)
まあ、好きならやればいいって思いますね。実力や環境がどうってよりは自分が好きなことをやるべきかなって。今しかできないことですし。大学でハンド部に入らなくて後悔するくらいなら飛び込んだ方がいいです。特に、早稲田ってそういう人を受け入れるチームで、実績とか関係なく誰でも輝くことができます。最初は周りとの差を感じたとしても、やりたいことならやり切れると思うんです。行きたいところのレベルが高いとか、実力が足りてないとかそういう理由で諦めるのってハンドにおいても他のことにおいてももったいないことだと思います。やりたいならやるべきです!

かずみつ
最高のエールすぎる!!ハンドボール関係なく、なにかにチャレンジしようとしている人みんなが励まされると思います!

清原選手
チームのみんなにイジられそう(笑)

かずみつ
それは…ドンマイです(笑)

それでは、インタビューは以上になります!今日は本当にありがとうございました!


清原選手
こちらこそ、ありがとうございました!

 

「ハンドボールが好き」「上手くなりたい」

自分の想いに正直に、地道な努力を積み重ねて、ついに大舞台で輝きを放ち始めた清原選手。かっこよすぎますね。

今後も彼から目が離せません。さらなる飛躍を期待しましょう!

 

p.s.お気づきの方もいるかもしれませんが、今回の企画はだいぶ前にTwitterアンケート企画で1位を獲得した「無名校出身の選手特集」も兼ねています。早実は全国的な強豪ではないということでギリギリですが…関東1部にはなかなか完全な無名校出身選手はおらず、困っていました。1部や男子でなくとも、「この選手オススメだよ!」という選手がいればぜひとも教えてください!

 

それでは、今日はこのへんで👋かずみつがお送りしました👋

 

Handball Japanの更新は、公式Twitterにて受け取れます。

1995年生まれ福岡出身の大学4年生。中高とハンドボール部に所属し、高校3年時には主将として九州大会にも出場。大学ではサークルでプレーを続ける傍ら、早稲田スポーツ新聞会での取材活動も行い、大学ハンドにがっつりハマる。好きな選手は高校の1個上の先輩・豊田合成10番水町孝太朗選手。

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