【Badboys:ドイツ代表】ウイングプレイヤーメンバー紹介


本稿ではウイングプレイヤー(レフトウイング、ライトウイング)4名を紹介する。
今回、EURO2016優勝、リオ・デジャネイロオリンピック銅メダルの立役者、ライトウイングのトビアス・ライヒマン(Tobias Reichmann/MTメルズンゲン)は家族の健康問題を抱え、付き添う為に日本ツアー帯同を辞退した。その代わりにティム・ホーンケ(Tim Hornke/TBVレムゴー)が招集されている。

【レフトウイング】

1. ウーヴェ・ゲンスハイマー(Uwe Gensheimer)

背番号: 3
生年月日(年齢): 1986年10月26日(31歳)
出身: マンハイム(バーデン・ヴュルテンベルク州)
身長: 188cm
体重: 89kg
利き腕: 右
シューズメーカー: Kempa
代表キャップ数: 155
代表通算得点数: 714
所属クラブ: ラインネッカー・レーヴェン(2003〜2016)
パリ・サンジェルマン(FRA/2016〜)
獲得タイトル: ブンデスリーガ優勝(2016)
 ブンデスリーガ得点王(2012)
ブンデスリーガMVP(2014)
 Lidlスターリーグ(フランスリーグ1部)優勝(2017、2018)
クープ・ド・ラ・リーグ(フランスリーグカップ)優勝(2017、2018)
クープ・ド・フランス(フランスカップ)優勝(2018)
EHFチャンピオンズリーグ得点王(2011、2017、2018)
EHFチャンピオンズリーグBest7(2017、2018)
EHFカップ優勝(2013)
リオ五輪銅メダル(2016) 

ドイツ代表キャプテンであり、名実共に世界最高のレフトウイングの一人。柔軟な関節を活かしたシュートはマジックそのもの。更に7mスローも得意で、所属クラブ、代表でもスローワーを任されている。
17才の頃に地元クラブ、ラインネッカー・レーヴェン(当時はSG Kronau/Östringen。2007年より改組)でプロデビューを果たし、2015-16シーズンまでの間、クラブの象徴として活躍し続けてきた。その後、ブンデスリーガ初優勝を置き土産に、2016-17シーズンから世界最高のタレントが揃うスター軍団フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍。PSGでもその才能を遺憾無く発揮し、2シーズン連続EHFチャンピオンズリーグで得点王を獲得している。
これら華々しい実績を誇る一方、国際タイトルとはあまり相性が良くない。EHFチャンピオンズリーグでは過去4回FINAL4へ進出しているが、いずれも優勝出来ていない。代表チームではリオ五輪銅メダルこそ獲得したものの、世界選手権、EHF EUROは共に優勝とは縁遠い。
しかし、怪我で欠場したEHF EURO2016ではテレビ中継のコメンテーターを務めながら若いチームに帯同し、チームを鼓舞し続け優勝を影で支えた。DHBの代表関係者、ラインネッカー・レーヴェンの元チームメイトは口を揃えて彼のことを「プロハンドボール選手の鑑」「理想的なキャプテン」と評する。戦力として、精神的な支柱として、今後もウーヴェ・ゲンスハイマーはドイツ代表にとって不可欠な存在である事は間違いない。

2. マティアス・ムーシェ(Matthias Musche)

背番号: 37
生年月日(年齢): 1992年7月18日(25歳)
出身: マクデブルク(ザクセン・アンハルト州)
身長: 186cm
体重: 85kg
利き腕: 右
シューズメーカー: Puma
代表キャップ数: 25
代表通算得点数: 40
所属クラブ: SCマクデブルク・ヤングスターズ(2008〜2011)
SCマクデブルク(2011〜)
SVポスト・シュヴェリーン(2012〜2013 *レンタル移籍)
獲得タイトル: DHBポカール優勝(2016)
マクデブルク生まれマクデブルク育ち、強豪SCマクデブルクの象徴と言える選手。
決定的な仕事をこなし、チームを鼓舞し、観客を煽る。平均集客率90%を超え、毎試合6,000人強の観客が訪れるホームアリーナ、ゲーテック・アレーナを包む熱狂の渦のど真ん中にいるのは常にマティアス・ムーシェである。
特筆すべきはシュートバリエーションの多さとメンタルコントロールの上手さに由来する高いプレー安定度。

【ライトウイング】

3. パトリック・グロェツキー(Patrick Groetzki)

背番号: 24
ニックネーム: Jonny(ジョニー)
生年月日(年齢): 1989年7月4日(28歳)
出身: プフォルツハイム(バーデン・ヴュルテンベルク州)
身長: 189cm
体重: 84kg
利き腕: 左
シューズメーカー: adidas
代表キャップ数: 127
代表通算得点数: 341
所属クラブ: ラインネッカー・レーヴェン(2007〜)
獲得タイトル: ブンデスリーガ優勝(2016、2017)
 DHBポカール優勝(2018)
 スーパーカップ優勝(2016、2017)
 EHFカップ優勝(2013)
リオ五輪銅メダル(2016)
18才で育成組織から昇格してプロデビューし、ウーヴェ・ゲンスハイマー、アンディ・シュミット(スイス)と共に、チームの顔としてラインネッカー・レーヴェンを牽引してきたドイツNo.1ライトウイング。
グロェツキーの魅力は、本人も語っているように高い戦術理解度、ハンドボールIQに裏打ちされた安定度の高いプレー、驚異的なジャンプ力を活かしたシュートバリエーションの多さである。今季リーグ戦は30試合に出場し、チーム5位の94得点、シュート決定率73.44%を記録した。その内4点は、バックコートへ回り込み、その高いジャンプ力と189cmという身長を活かして決めたミドルシュート。チームの攻撃に幅を持たせるマルチロールなライトウイングである。

4. ティム・ホーンケ(Tim Hornke)

背番号: 29
生年月日(年齢): 1990年8月4日(27歳)
出身: ハノーファー(ニーダーザクセン州)
身長: 188cm
体重: 83kg
利き腕: 左
シューズメーカー: Salming
代表キャップ数: 16
代表通算得点数: 37
所属クラブ: HSVハノーファー(2009〜2010)
SCマクデブルク(2010〜2014)
TBVレムゴー(2014〜)
ノルトライン・ヴェストファーレン州の古豪TBVレムゴー不動のライトバック。今季はリーグ6位の179得点(内、7mスローが81)を挙げた活躍で、昨季の残留争いから9位への躍進の原動力となった。ドイツ人では間違いなくトッププレイヤーの一人ではあるが、驚異的な身体能力を誇るグロェツキーとライヒマン(MTメルズンゲン)に比べると見劣り感は否めない。

Handball Japanの更新は、公式Twitterにて受け取れます。

RyoheiKobayashi

1987年神奈川県藤沢市生まれ。ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州マンハイム在住。
学生時代ドイツへ旅行した際に観たEHFチャンピオンズリーグRhein-Neckar Löwen対FC Barcelonaで感じた興奮と、Gudjon Valur Sigurdsson(Rhein-Neckar Löwen)によるファンサービスへの感動からドイツへの憧憬を覚える。
卒業後、東証一部上場メーカーで勤務するも、休暇を利用して訪れたドイツにて、THW Kielの広報、Füchse Berlinの事務局長へインタビューしたことをきっかけに、ドイツの地でプロハンドボールクラブのマネージャーになることを志し、退職して渡独。
現在、代理人、通訳としても活動中。
好きな酒は、日本酒、球磨焼酎、ビア、ワイン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です