2019年1月31日、東京から遠く離れた熊本の地で、ハンドボール界に鮮烈な衝撃が走った。
「設立1年目の東京トライスターズが、湧永製薬相手にジャイアントキリングを起こした」
【日本ハンドボール選手権大会(男子の部) 3回戦】
トライスターズ 勝利🏅🏅🏅トライスターズ 29 – 27 湧永製薬
本当に本当に大変な戦いでしたが、見事勝利です!!新名キャプテンは男泣き😭
応援ありがとうございました📣#handball #handballjp #ハンドボール #日本選手権
— TOKYO TRISTARS(東京トライスターズ) (@TOKYOTRISTARS) January 31, 2019
結果、JHLチーム以外で唯一ベスト8に勝ち上がったチームとして、東京トライスターズの日本選手権の挑戦は終わった。
あれから4ヶ月経ち、チームは2年目を迎えていた。
日本選手権当時内定選手であった「三輪颯馬」「宮國央芽」「豊本涼太」だけでなく、トライアウトで合格した「佐藤光」「土田航平」「清竜基」「田邉和希」ら、合計7名もの新人選手がチームに加入した。
1年目の成績を踏まえ、より一層高い期待と注目を浴びる東京トライスターズに、彼らはなぜ加入を決めたのか。そして、このチームの一員として、どんな選手へと成長していこうとしているのか。彼らの熱い思いに迫ります。
三輪颯馬(1人目/7人)
このガッツポーズに見覚えがある方も多いのではないだろうか。
小柄ながら、素早いスピードで得点を量産していく姿に、試合を観戦していた者の胸を熱く震わせた。そんな彼は、今年の春に大学を卒業し、東京トライスターズに加入した。
改めて、三輪選手の自己紹介とハンドボール歴をお聞かせてください。
ハンドボールは地元愛知県の御幸山中学校の部活から始め、愛知高校、早稲田大学と続けました。
僕が抱く三輪選手のイメージは、早稲田大学に入学してから、ずっと活躍し続けてるな~というイメージがあります。大学生活を振り返ってみて、いかがですか??
プレーで失敗をし、そんな自分はダメだと強く感じる日々でした。
ただ、ターニングポイントがあります。1年目のインカレで2位を経験した後です。
インカレ後最上級生が卒業し、次の代へと変わりました。そうして、自分が一部員として、勝利に貢献しなければならない、自分がやってやるぞ!!と強い責任感が芽生えました。
その責任感が、その後の僕を支えてくれたと思います。
その時の三輪選手の活躍は、それまでの積み上げがあったからなんだなと思います。
大学卒業後、ハンドボールを続ける予定でしたか??
ただ、インカレが終わった後、横地さんから連絡を頂きました。
横地さんとお話しをする機会を設けて頂き、チームのこと、今後のことをじっくり話すことができました。
そうして、東京トライスターズの一員となって、上を目指していこうと、本気で思えました。
我々は本気で日本一を目指すチームだからこそ、まずは自分がこれまより一層高いアスリートとしてのプロ意識を持ち、プレーでチームの勝利に貢献していきたいです。
また、自分自身の力で、トライスターズというチームをより大きなチームへと成長させていき、誘って頂いた横地さんに恩返しをしていきます。
三輪選手のInstagramアカウントはこちら、是非フォローして、彼の今後の活躍に期待してください!!
https://www.instagram.com/tristars_no.20_satsuma/
土田航平(2人目/7人)
土田選手のことを知ろうと調べていたら、こんな動画を見つけました。
大阪経済大学 土田航平(4回) pic.twitter.com/I9YdqZGwlw
— 大阪経済大学体育会ハンドボール部 (@OUE_handball) 2018年5月25日
バックプレイヤーとしての高い攻撃力、東京トライスターズの攻撃を更に盛り上げる選手だと思いました。
「実は、ハンドボールをやめようと思っていた」と話す土田選手、そんな彼がハンドボールを続けるきっかけは東京トライスターズの横地監督との会話でした。
是非、自己紹介から聞かせてください!!
ポジションはバックプレイヤーをやってます。
ただ、その時期にしっかりと走り込みをしたからこそ、今につながるハンドボーラーとしての地力がついたなと思ってます。
実際のところ、社会人になってハンドボールを続けようと思ってましたか?
ただ、僕の進路を気にかけてくださった方から「東京トライスターズというチームがあるんだよ。」と横地さんを紹介してくださいました。
僕から横地さんに電話をし、チームのことを話してくださいました。その中でも
「東京トライスターズはできたてのチームだから、個々人の頑張りがしっかり評価される環境だよ」
と言ってくださったのが、強く印象に残っています。
今後はチームの一員として、どんな選手になっていきたいですか??
より強いチームに勝っていくために、チームは、もっとディフェンス力を高める必要があります。
今はディフェンスの3枚目または2枚目を任されることが多いです。
僕は「3枚目が分かる2枚目、2枚目が分かる3枚目」というお互いの理解が、チームのディフェンス力を一気に向上させるのではと考えています。
そうした選手になれるよう、より一層精進していきます。
土田選手のInstagramアカウントはこちら、是非フォローして、彼の今後の活躍に期待してください!!
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佐藤光(3人目/7人)
佐藤選手と対面したとき、「おぉ、、、体格がすごい、、、」と思わず声を漏らすほど、立派な体格の持ち主でした。
そんな佐藤選手ですが、ポストを始めたのは大学2年生からと、まだ3年ちょっとの経験です。
本気で上を目指せる環境を求め、東京トライスターズに加入した佐藤選手、彼の熱い思いに迫ります。
では、自己紹介からお聞かせください!!
中学はバスケ部だったのですが、高校からハンドボールでの推薦を頂いたので、高校からハンドボールを始めました。
高校ではエースのポジションを任されていましたが、大体大に進学し、2年目からポストをやるようになりました。
ただ、大学1年になって、なかなか思うようにシュートが打てなくなっていきました。
そこで、ポジションを逆サイドに変え、逆サイドからポストにきってくプレーをしていたら、いつの間にかポストになってました。
卒業後も、ハンドボールをやろうと思ってましたか??
そして、ハンドボールを続けるなら、本気で上を目指せる環境が良いと思っていました。
その環境を考えたときに、東京トライスターズに入りたい、トライアウトを受けようと考えました。
我々はメンバーも少ないですし、練習する環境もまだ整っていません。
それでも、互いに指摘しあい、「なぁなぁ」で終わらせず、きっちりやりきる意識の高さを感じます。
個人としても、攻守共により高いレベルを目指していき、ディフェンス、オフェンスの中心選手になっていきたいです。
自分は、誰よりも楽しくプレーするのをモットーにしています。そのモットーを常に大事にし、東京トライスターズの一員として勝利に貢献していきます!!
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田邉和希(4人目/7人)
昨年のインカレ男子は、大阪体育大学が福岡大学との死闘を制し、見事優勝を果たしました。
\悲願の男女アベック日本一!!/
【第61回全日本学生ハンドボール選手権大会】
決勝
・ハンド部男子11/14(水)
@丸善インテックアリーナ大阪
12:10 試合開始
VS福岡大学大体大38-35福岡大#ouhs #大体大 #ハンド #関西学生 #学生スポーツ #大学スポーツ #インカレ pic.twitter.com/SenrLoaop1
— 大体大 スポーツ (@ouhs_1965) 2018年11月14日
この動画の中央にいる背番号8番が田邉選手、そう、大阪体育大学のキャプテンを任されていました。(ちなみにその左にいる3番が佐藤選手です)そんな彼が、大阪を離れ、東京にハンドボールをしに移り住んできました。
自己紹介からお聞かせください!!
中学校でハンドボールを始め、高校は大阪偕星学園に進みました。今東京トライスターズで一緒にやっている土田と同じ高校です。
その後、大阪体育大学に進学し、キャプテンも任せて頂きました。
ただ、練習に取り組む姿勢など、真面目さが評価されたのではないかなと思います。
田邉選手は、なぜ昨年のトライアウトを受けたんですか??
そして、東京トライスターズというチームも知っていて、同じ大阪体育大学の佐藤がトライアウトを受けると聞いたので、なら俺も受けようかな。と受けてみました。
今も、まだまだ苦労しています。社会人になったばかりで、まだまだ覚えることが沢山ありますが、それでもちょっとずつ慣れてきたように思います。
そうしたプレーや周りへの声かけに、より一層の力強さをつけられるよう、これからも頑張っていきます!!
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清竜基(5人目/7人)
東京トライスターズのトライアウト合格者の中に、清選手の名がありました。
そんな彼は「若いチームで、より強いチームに挑める、ジャイアントキリングに非常に熱い気持ちが湧きます。」と、東京トライスターズの一員として、日本一を見据えた熱い思いを語ってくれました。
【第2回トライアウト合格者発表✨】
先月開催いたしましたトライアウトの結果、3名の方が合格です👏佐藤光(大阪体育大学4年)
田邉和希(大阪体育大学4年)
清竜基(国士舘大学4年)彼らと共に戦えることが本当に楽しみです😆
合格おめでとうございます🙌#handballjp #ハンドボール #トライスターズ pic.twitter.com/5NrhRdvj75
— TOKYO TRISTARS(東京トライスターズ) (@TOKYOTRISTARS) 2018年12月28日
まずは、自己紹介をお聞かせください!!
北海道出身、国士舘大学卒業、逆エースでプレーをしている清竜基です。
清選手は、ハンドボールをいつから始めましたか?
北海道と東京でハンドボールの環境は変わりましたか??
それが大学に進学すると、部員も多く、練習試合も多くありました。
より多くの人と切磋琢磨する環境となり、ハンドボールを学ぶ環境はガラッと変わりました。
トライスターズを選んだのは、若いチームだからです。
若いチームで、より強いチームに挑める、ジャイアントキリングに非常に熱い気持ちが湧きます。
目標は高ければ高いほうが良いと思っています、だからこそ日本一を目指して、勝利を積み重ねていきたいです。
そのために、アスリートとしての自覚と、日々ハンドボーラーとして成長していけるよう精進していきます。
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豊本涼太(6人目/7人)
日本選手権、湧永製薬戦の得点詳細を見た時の衝撃は今でも覚えています。
No.6 豊本涼太 13点
東京トライスターズは29点で勝利をしたので、チームの44%の得点を一人で獲得したのが、この豊本選手でした。
編集長は、TRANSISTARが2017年に公開した【インカレ直前】日本大学 男子ハンドボール部というインタビュー記事で豊本選手を知りました。
その豊本選手が、こうして東京トライスターズに加入し、今後どんな成長を遂げていこうとしているのか迫っていきます。
まずは、自己紹介からよろしくお願いいたします。
日本大学出身の豊本です、ポジションはセンターをやっています。
ただ、始めるきっかけはそれでしたが、いざハンドボールをやってみてすごい楽しかったので、そこからのめり込みました。
中学、高校はどんなハンドボール生活でしたか??
背格好やポジションが近いこともあり、加藤先輩を非常に憧れていました。
高校は、どこに進学したんですか??
ハンドボールの強豪校にいったからにはと、兄による熱血指導が家で始まりました。
裸になって、部屋にこもって、筋トレをします。筋トレは鏡が熱で曇るまでやる。という指導です。それは、冬の寒い時期でも続きました。
豊本選手のプレーを見てると、迷いなくプレーしている印象を受けます。実際、自分のプレーに対する自信といったものは強い方でしょうか??
大学3年生の試合で、自分の力で、勝利を手繰り寄せられたという手応えがありました。
それまで「もっと強気にいけ」という言葉をもらっていましたが、本当の意味でそれを理解できた瞬間です。
その理解の先に、弱気の気持ちがなくなり、自分の良さを活かせるようになってきて、自分に自信がつきました。
弱気になっても、良いことなんてないと思います。
ただ、大学4年生で、国体に東京トライスターズとチームを組んで、東京都代表として出場しました。
その大会で実業団のトヨタ紡織と対戦をし、得点を取れるという手応えがあり、社会人でもハンドボールをやりたいという気持ちがどんどん溢れ出てきました。
もうそうなったら、ハンドボールを続けたくて仕方なくなってきました。
そして、「ハンドボールをやらずにいたら、絶対後悔する」と思い、東京トライスターズへと加入しました。
今後チームの一員として、どんな選手になっていきたいですか??
自分には身長のハンデがあるのを理解しているからこそ、その身長の低さを活かしたプレーをどんどん仕掛けていきたいです。
スピード、カットイン、ステップシュートなど、もっと高めていきたいです。
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https://www.instagram.com/ryouta_tristars23/
宮國央芽(7人目/7人)
昨年度の国体東京都代表の名に、宮國選手の名前がありました。
東京トライスターズの選手が数多くいた、この国体東京都代表としての思い出を、宮國選手は「非常に楽しかったです」と、後に東京トライスターズ加入を決断する後押しとなったそうです。
【国体関東ブロック 東京代表✨】
代表をかけて行われた本日の試合(vs栃木)🔥36 – 24(17 – 14,19 – 10)にて勝利しました🚀
この勝利により、見事関東代表決定、全国大会へと出場を決めました😆
全国の舞台でも、引き続き応援よろしくお願いいたします🎉#handballjp #ハンドボール #国民体育大会 pic.twitter.com/NTnnjy4BRg
— TOKYO TRISTARS(東京トライスターズ) (@TOKYOTRISTARS) 2018年8月18日
僕の中で、宮國選手はTwitterに上がってた、興南高校で三冠を達成した時のセービングの動画がすごく印象的です!!ことごとくシャットアウトするセービングに「これは、オフェンスからしたら絶望感がすごいだろうな。。。」と思ってました。
是非、宮國選手のこと、色々教えてください!!
ハンドボールを始めたのは、小学校3年生からでした。兄がハンドボールをやっていたこともあり、幼馴染からハンドボールをやろうと誘われて、それじゃあ自分もと始めました。
浦添中学に進み、東江夫婦の指導のおかげで、成績を残すことができました。そして、仰って頂いた通り、興南高校へ進学し、先輩方の色々な経験を経て、高校時代に三冠を取ることができました。
もともと、高校で結果を残せなければ大学へは行かないと思っていました。ただ、三冠という成績を残すことができ、よりレベルの高い環境へ挑戦したいと思うようになり、日本大学へと進学しました。
日本大学を卒業して、社会人になってもハンドボールをするつもりでしたか??
ただ、大学最後のインカレの結果が、あまり満足のいくものではありませんでした。もっと出来るのに、という悔しい思いが募っていました。
インカレが終わった後、国体でともに戦った東京トライスターズに、内定選手として全日本選手権へ挑みました。
湧永製薬、豊田合成といった実業団チームと試合をし、通用する、戦えるんだという実感を得られました。
そして、もっとハンドボールをしたい、実業団と戦いたいと思い、東京トライスターズに加入しました。
社会人として、仕事とハンドボールを両立させる生活はどうですか??
ただ、そこは慣れとともに、自分で自分をしっかりとマネジメントしていくことで、徐々に改善しれいければなと思います。
そして、もし試合に出ていなくても、ベンチから声を出して、チームに貢献していきます。
そうしたちょっとずつ積み上げていく信頼を、大切にしていきたいです。
宮國選手のInstagramアカウントはこちら、是非フォローして、彼の今後の活躍に期待してください!!
https://www.instagram.com/ts_ohga.m/
東京トライスターズではファンクラブ会員を募集してます。もし気になった方は、是非こちらを!!
【新シーズン開幕🌟🌟🌟】
2019~2020Season、公式ファンクラブ「スターズ」の募集開始です🙌皆様一人一人の加入が、東京トライスターズの力となります💪
是非こちらのファンクラブご紹介ページよりご確認ください😆https://t.co/cOr07LBd28#handballjp #ハンドボール #トライスターズ pic.twitter.com/TxkbSFJ2b8
— TOKYO TRISTARS(東京トライスターズ) (@TOKYOTRISTARS) April 16, 2019
ファンクラブご紹介ページ → https://tristars.tokyo/fanclub/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA
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東京トライスターズの公式Twitter →
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また、6月2日に東京トライスターズの今シーズン初戦があります、是非彼らの熱い戦いを現地で御覧ください!!
【新シーズン1試合目🌟🌟🌟】
いよいよ、東京トライスターズ、新シーズンの試合が始まります👏国体東京都予選 vs 上井草クラブ
6月2日(日) 14時より、新宿コズミックスポーツセンターで試合です💪試合詳細はこちら 👉 https://t.co/XAH9QNMWYc #handballjp #ハンドボール #トライスターズ pic.twitter.com/DN7k1EdPas
— TOKYO TRISTARS(東京トライスターズ) (@TOKYOTRISTARS) May 26, 2019
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