筆者である安部は早稲田大学出身ということで、大学時代に限らず、今もずーっと早稲田大学のハンドボール部を応援しています。ましてや、自分の出身県で驚愕の強さを誇った香川中央高校(通称”香中(かちゅう)”)の選手がレギュラーで頑張っているとなったら、これはもう応援せねば!!と、ずっと応援していました。
そして、早稲田大学に進学した香中の選手は、久保龍太郎選手、内海祐輔選手と、素晴らしい選手が多く、西山さんの活躍も当然のことながら把握しておりました。
「昔っから、香川中央はすごすぎてヤバい。と聞いていたけど、果たしてどんなヤバさがあるのか聞いてみよう」※ちなみに、筆者は高校生最後の県大会で香中と準決勝であたり、ボロックソに負けました。
と思い、西山さんにインタビューを申し込ませていただきました。インタビューを通じて、「やっぱり、香川中央スゴい!!と言うより、西山さんがすごすぎる!!」と強く思いました。是非、香中で鍛えられた西山さんの魅力を感じ取ってください!!
インタビュー開始
本日はよろしくお願いいたします。
ただ当時は「弁護士」になりたくて、勉強を一番大事にしようと、高松高校に進学を決めました。まぁ、そう言うと聞こえは良いと思うんですが、部活の練習が激しそうだし、監督怖そうだしな。。。みたいな後ろ向きな理由もあります笑
もしかして、あの時にハンドボールを一番大事と考え、香川中央高校に進学していたかも、そしたら僕はどんな人生を歩んでいたんだろうかと、想像する時もあります。
なので、今回は香川中央高校のハンドボール部の頃の話しを中心にインタビューさせてもらえたらなと思います。西山さんは、香川中央高校でハンドボール部に入るために進学を決めた時、不安に思うことってなかったんですか??
それ以外にも、県選抜で一緒に戦った仲間たちも何人も香中へ進学すると聞いていたので、すごい心強かったです。なので、ハンドボール部に入れることをとても楽しみにしていました!!
「3年間、地獄だと思うけど、頑張ってね」
と、サラッと言われたのを覚えています笑
西山さんが入部されてから、中学とのギャップで驚いたのはどういった部分でしたか??
そのため、高校に入った時は、練習量のギャップに驚きました。
※かなりローカルな話しですが、僕の出身中学である光洋中学校(現:高松市立高松第一中学校)と桜町中学校は比較的近い距離にあります。そんな縁もあり、僕が中学校でハンドボール部に入学し、初めて練習試合した相手は桜町中学校でした。
ちなみに、先日インタビューした小林さんも「香中の練習量はスゴい」って言ってましたよ。
それで高校の時の僕は「香川中央って、ずっと自分たちの高校だけで練習してるのかな」と思ってたんですが、先日北陸高校の升澤君が「香中と練習試合しましたよ」と言っていたのが、「え!練習試合してたんだ!!」と、衝撃的でした。
県内での練習試合は年に1回あるかないかだと思います。
そう言えば、ウェイトの練習も力は入れていたんですか??
この前、小林君にインタビューした時に、「早稲田大学は、しっかりとウェイトに力を入れている大学です。」と言っていましたし、高校、大学と通じてしっかり体作りはできてるんですね!!
ちなみに、高校の時の最高成績は、どの位だったんですか??
高校の試合で、印象に残っている試合ってありますか??
試合終盤、ディフェンスを抜いてシュートを打ったものの、オーバーステップで得点が入らなかった時があります。どうしてもその1点が欲しかった場面だっただけに、もしその時に笛がならずに得点が入っていたら、何かが変わっていたのかも。。。と、悔しい思いをしました。
「終盤であれだけイケたのなら、最初からいっておくべきだった」
と、その時の判定をどうこう言うのではなく、そうした判定に左右されないような状況を自ら作り出していくべきだったという意図を込めてだと思いますが、そう言われました。
印象に残った試合の、もう1つはどんな試合だったんですか??
実は、1つ前の試合で、正GKが怪我をしていました。試合は一進一退の攻防が続き、延長でも決着がつかず、7mスローコンテストとなりました。
その7mスローコンテストの一人目である僕が、大事なシュートを外してしまいました。
取り返しがつかないことをしてしまったぞ。。。と思っていると、正GKが「僕に行かせてください」と、顧問の河合先生に直訴して、その後2本シュートを止めて、見事勝利出来たのは今でもこころに残っています。
ただ、そのフレーズは河合先生公認で、厳しく教えてくれる河合先生を倒せる位、練習や試合に取り組むという意味を込めた作られたものでした。
早稲田大学
そうすると、香中出身の選手って、ほぼほぼいないなぁ〜と気づいたんですよ。西山さんの同期は、あまり関東に来られてないですよね??
僕が高校2年生の時、久保さんが香中に実習生として戻られました。その時、1対1で話してくださったタイミングがありまして
「早稲田大学含め関東1部には、色んな生徒が集まってきていて、とても面白いところだと、俺は思う」
と教えていただき、その頃から早稲田大学への進学を意識し始めました。
早稲田大学には自己推薦という形で受験をし、無事合格出来ました。
そういった先輩から道を教えてくれるって、嬉しいですね。
※ちなみに、これまた全く関係ない話しですが、僕は早稲田大学在学中、早稲田ハンドボール部のTシャツを久保さんから購入したこともあったが、あまりにも関係なさすぎて、インタビュー現場でその話しを伝える勇気はありませんでした。
練習時間が長かったからこそ、どれだけ長く集中し続けられるか、また疲れている状態でも疲れに負けずに集中力を切らさないということを学べたのが一番大きな部分です。
そして、特に学生主体で「勝つ」ためにはどうするかを考えて、練習メニューを組んでやるのは、今までとは異なる挑戦です。
最後に

高校時代、スポーツイベントハンドボールで全国大会に出るチームを紹介している記事を読んだ時に、僕達のチームの言葉で「勇往邁進」とあり、今でもこの言葉を大切にしています。
インタビューを始める前は「香川中央高校の選手と話すなんて、恐れ多いな。。。」なんて思っていたのですが、いざ話し始めると、かつてからの聞きたい思いが溢れまくったインタビューとなりました。
西山さんの所属する早稲田大学の2017年度春季リーグの闘い、もちろん応援しています!!
以上、早稲田大学3年西山さんへのインタビューでした!!
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中学、高校とハンドボール部で青春時代を過ごし、大学からは観戦メインのハンドボーラー。ハンドボールが好きすぎて、スポーツ×ITの会社を創業し、スポーツライブ観戦サービスを制作、運用中。リリース済みのiOSアプリは、Appleから年間のベストアプリに選出される。
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